人気俳優チャン・ドンゴンがカリスマ大統領を演じる『グッドモーニング・プレジデント』のチャン・ジン監督が、数年前日本で巻き起こった異常なまでの“韓流ブーム”を冷ややかな視線で見つめていたことを激白した。 数年前の“韓流ブーム”について聞かれたチャン・ジン監督は、「もうため息しか出なかったよね(笑)」と苦い思い出のように切り出した。 「誰が観ても失敗作が、日本ではうまいこといっていた。やがて映画に出ていた俳優たちが日本に流れて、ブームは加熱してね。韓国では失敗なのに、日本では成功。それが繰り返されて、日本の“韓流ブーム”が韓国映画界のバブル状態を後押ししていたよ。まあ、長く繰り返されることはなかったけどね(笑)」と。 自国に与えた影響までを冷ややかに分析。日本での狂騒の裏側で、韓国映画界は絶頂を迎えていたのだ。「5~6年前は豊かだった。映画会社が上場されることが多く、無数の映画が作られた。それが今やね(笑)。収益が出ないので上々が廃止されたり、ここ数年は最悪の状態だよ」とサラッとすごいことを言う。 バブル崩壊後の、現在の韓国映画界には、致命的な弱点があるという。 「うん、その話をするには時間が足りないな(笑)。本当に足りないことが多い。大きくわけて3つ。まず映画を作る才人たちが不足している。そしてシステム・制度、韓国映画界のスシテム自体がすごく古い。まあ、何よりも資金がないね」と厳しい現状を吐露したが、何より問題なのは、「映画を観る人たちの好みが変わってしまった」ことだという。「以前は映画を観て夢を抱いたり、映画に出ている人の姿から自分をも見つめ直すなど、リアリズム感じていた。今はテレビやネットなど、映画以外に映画で感じることを受け取れる媒体が増えてしまった。それと戦って勝つために、殺人などあまりにも刺激的な映画が多すぎる。極端な映画が多い」と負のスパイラルに陥っていることを指摘した。
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